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CBTに書籍版QBは必要?

つぶやき
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こんにちは、すぷらうとです。

もしこの記事を読んでいるのが医学生であれば、クエスチョンバンク(通称QBと呼ばれる)問題集について一度は聞いたことがあると思います。

先日、QBを出版しているMEDIC MEDIA社から次のようなツイートが公開されました。

ツイートの趣旨は、「今まで書籍版とオンライン版で利用可能だったQBの書籍版を廃止し、今後オンライン版のみの発売とする」というものです。

え、おれ大学受験の時から勉強は紙派だったんだけど!オンラインでの勉強は慣れないな…。

という感想を持った方も多いかもしれませんね。この発表の受け止め方は人それぞれだとは思いますが、実際にQBを使ってCBTの勉強をした経験をもとに、書籍版QBが無くなるという現状を踏まえた上で、どのようにCBT対策をしていけばよいのか話していきたいと思います。

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QB書籍版が廃止されてしまう理由

先日突如発表された、QB書籍版の販売廃止ですが、「なぜいきなり廃止?あんなに売れてそうなのに!」と思う方も多いと思います。
これについて、MEDIC MEDIA社は次のように理由を述べています。

CBT試験の早期化にともない「低学年から学習を開始したい」というニーズが増えてきております。そのような昨今の状況も鑑みオンライン化することで、いつでも最新の問題演習をしていただける仕様になる予定です。

ん?低学年からの学習に対応するためにオンライン化?別に書籍版でも低学年から演習できるでしょ!というわけで、書籍版が廃止された理由というのはイマイチ分かりません。

ただ、考えられるのは、今までは「書籍+オンライン版」としてセットでしか購入できない仕様で、オンラインしか必要ない人にとって書籍の需要がない(むしろ邪魔)という例が多発しているということです。

出版社としても、これからオンラインコンテンツを充実させていくのは必至なので、出版にかかる費用などを考えてもオンラインに限定した方がコスパがよいのかもしれませんね。

QB書籍版のメリット

それでは、書籍版のメリットを見ていきましょう。

直接書き込みができる

医学部に通っている人は例外なく、大学受験を経験しているはずです。その大学受験の勉強スタイルは人さまざまだったとは思いますが、大半の人は問題集や参考書にペンで書きこんで勉強していたのではないでしょうか。そのようにして、自分だけのオリジナルの参考書を作りこむことで、あとで見直したときに助かった記憶がある人も多いと思います
この勉強スタイルは、CBTにも通じます。間違った問題にチェックを付け、解説のわからなかった箇所にマーカーを引き、ほかの参考書で得た知識を書き込むというのが、CBTの勉強の王道スタイルでしょう。
これは、書籍版ならではのやり方だと思います。

一方、2019年版のQBonlineは演習をすることにかなり特化しており、書き込みにはかなり不向きでした。問題ごとにテキストを保存できる「ノート」という機能がありましたが、色分けができず、簡単な絵を描くこともできないので、あまり重宝したイメージはないです。→こちらはMEDIC MEDIAによって改善がなされ、QBonlineを購入すればPDFが入手できるようになったようです。とはいえ、分量が分量ですので印刷して書き込む、というのはなかなかしんどいですね。iPad+Apple Pencilという組み合わせがあれば強いでしょう。

書店で実際に見た上で購入できる

参考書や問題集を買うとき、その問題集が自分に合っているか、お値段だけの価値があるかを確認するには、実際に書店で自分の目で確かめてみるのが一番早いです。こうした確認は、オンラインではできないので、書籍版のメリットとして挙げておきます。

ネット環境が不要

オンラインで勉強しているとたまに遭遇するのですが、システムのメンテナンスの都合や不具合で一定時間演習ができなくなってしまうことがあります。
また、そもそもネット環境が無いと、QBオンラインを使用することができません
WiFiが使えるところは限られていますし、キャリア通信も使いすぎると通信制限にかかってしまうので、ネット依存性の高さは意外とネックになるかもしれませんね。
「いつでも演習できる」というのがオンライン問題集の宣伝文句だと思うんですが、こうした話を考えるとかならずしもいつでも演習が可能とは言えませんね。
ちなみにオンラインだと電池切れのときにもどうしようもなくなるんですが、書籍だと電池切れの概念はありません。

QBオンラインのメリット

続いて、スマホやタブレットを使ったQBオンラインでの演習のメリットを見ていきましょう。

いつでも演習できる

オンラインなので、ネット環境さえ整っていればいつでも演習をすることができます。
WiFi環境下ならもちろん、キャリア通信下でもそこまで通信量がかかるわけでもなく演習を行うことができます。
また、今後利用可能かは分かりませんが、2019/01/23現在はQAssistという映像講座が無料で視聴でき、とても分かりやすいのでそちらもおすすめです。ちなみに(タイトルと矛盾しますが)オフラインだと演習も動画視聴もできないのでその点には注意です。

正答率が簡単に管理できる

QBオンラインには、問題を〇と✖で振り分け、正答率を自動で算出してくれる機能があります。
一周目の段階では50~60%と低かった正答率が、周を重ねるごとにどんどん上がっていくのは一つのモチベーションになるかもしれません。
また、正解した問題でも△にする機能があるので、自信のない問題は△と✖で管理することができます。

QBオンライン模試を受験できる

CBTの模試は何種類かありますが、M社やT社の、実際に会場で受験するタイプのものと、QB模試のような自宅で受験できるタイプのものがあります。
僕はM社の模試とQB模試を受験しましたが、QB模試のクオリティがなかなか高く、本番前に受験してよかったと思いました(M社の模試は難易度が低すぎてあまり参考になりませんでした…)。
ただし、QB模試は難しいので、QB模試の結果プラス10%くらいを本番の得点率だと見積もるようにしましょう。
また、模試の結果はすべてを受験し終わった翌日にしか出ないので、復習の時間も考え、ギリギリでの受験は控えましょう。
ちなみに僕はこの模試の復習で多数本番に類似問題が出たので、復習はサボらないことをお勧めします!

まとめ

ここまで書籍版とオンライン版の比較を書いてきましたが、一つ間違いないこととして、これから書籍版は供給が減っていきます!
MEDIC MEDIAが出版をやめるといっているわけですから、先輩からもらったり、メルカリで買ったりというのがこれからのQB書籍版の入手手段となります。
となると、書き込みという書籍版の大きなメリットに学習の重きを置く人は早めに書籍版をゲットしておくことをおすすめします(実際僕の大学でも書籍版を欲した後輩から次々にQBを譲ってくれというお願いが来ました笑)。
では、この記事を参考にしてがんばってCBTを突破してくださいね!

※追記:2019年2月6日現在、メディックメディアに問い合わせても特にvol.2とvol.3はかなり品薄となっている模様。

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