医学生の3割がうつ病【ほんとか?】

つぶやき

こんにちは、すぷらうとです。
少し前に、医学生に関するこんなニュースがありました。

医学生の3割がうつ病ー47カ国から

このニュースが流れた当時僕は2年生でしたが、記事の内容にとても不安を覚えた記憶があります。

すぷらうと
すぷらうと

まだ2年生だから大丈夫だけど、この後辛いことが実はたくさん待っているんじゃないか…?

そこで、5年生となった今、この「医学生とうつ病」問題について考えることを書き記していきたいと思います。

うつ病とはどんな病気か【医学的に】

まず、うつ病が具体的にどのような病気なのかを(医学生なので)医学的に説明しておきたいと思います。

うつ病ってなんとなく気分が沈み込んでればうつ病なんじゃないの?

というのが一般の方の認識かもしれません。

それでも概ね間違いではありませんが、医学的にうつ病は、脳内で情報を伝達する神経伝達物質が減少してしまった状態だと言われています。

うつ病の治療では特に、セロトニン・ノルアドレナリン・ドパミンの3つの神経伝達物質が重要視されており、そうした物質の作用を増強させるのが抗うつ薬となっているわけです。

ストレスが契機となって、こうした脳の状態の異常が引き起こされることでうつ症状が出てくると考えられているわけですね。

日本の医学生でも3割が「うつ」?

前置きが長くなりましたが、実際日本の医学生ではどうなの?と思う方も多いかもしれません。

実際、先程のニュースの根拠となっている論文*では、47カ国を対象としたメタ解析を行っているのですが、研究によってばらつきが大きかったということが断ってあります。

日本の医学生にフォーカスした研究は今のところあまりなさそうだったので、僕なりの感想にはなってしまいますが、「日本の医学生にうつの人は3割もいない」というのが色んな大学の医学部生を見てきた上での印象です。

先ほどの論文では医学生の1割において自殺願望を認める、ということが記されていますが、とても自分の周りの医学生の自殺願望が1割に達するとは到底思えず、海外に比べれば案外自由な医学部生活を送れていると思います。

これには、そもそも医学部の制度が国によって大きく違うことも影響していると思います(たとえば、アメリカでは学部を卒業してはじめて医学大学院に行って医学を学ぶことができます)。

医学生がうつになりやすい原因

とはいえ、医学生であることは他学部の学生と比べるとうつのリスクが高くなると考えています。

日本の医学生が鬱になりやすい原因としては、次のようなことが考えられます。

度重なる試験による疲弊
留年に対する不安
閉鎖的な人間関係での消耗
実習でメンタルがやられる
・CBTやOSCE、国家試験のプレッシャー
・受験秀才だったためプライドが高い

こうして見ると、たしかに鬱になる要素というのはたくさん揃っていますね。

個々の原因について書くと長くなってしまうので、また記事を改めて書こうと思います。

それでは!

Rotenstein LS et al. Prevalence of Depression, Depressive Symptoms, and Suicidal Ideation Among Medical Students: A Systematic Review and Meta-Analysis. JAMA. 2016 Dec 6;316(21):2214-2236. doi: 10.1001/jama.2016.17324.

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