薬理学におすすめの参考書を紹介!
こんにちは、すぷらうとです。
現在臨床実習(ポリクリ)中の僕なんですが、特に内科の実習で最も学生が難しいと感じるのが、薬による治療の考え方を理解することです。
薬にどんな作用があるかや、どんな副作用に気をつけなければならないのか、他の薬との併用は大丈夫かなど、考えることが多すぎて薬は本当に難しすぎる!
そこでやはり後悔するのが、「薬理学もっと真面目にやってればよかった…」ということです。
薬理学の参考書に何を使えばいいのか
そこでこの記事では、薬理学の勉強におすすめの参考書を紹介していきたいと思います!
薬がみえる
Vol.1〜3の3部作(2019/05/08時点)となっており、構成は
Vol.2 代謝内分泌・産婦・血液・免疫・眼・耳・皮膚
Vol.3 消化器・呼吸器・感染症・悪性腫瘍
薬理学を勉強する上で、この「薬がみえる」ほど使い勝手の良い参考書は無いと思います。
イラストが多い
病みえユーザーなら分かると思いますが、とにかく良質なイラストが多いです。
古い教科書にありがちなのが、ひたすら文章が並べてあって、一生懸命解読するけど結局何も頭に残らない、ということです。
「薬がみえる」では、文章とイラストが半々くらいの割合なので、難しい内容でも容易にビジュアルイメージで理解することができます。
内容に偏り・漏れが少ない
教科書によっては、特定の分野には詳しく書いてあるけど別の分野は手薄…というものもあります。
しかし「薬がみえる」は全ての分野をバランスよく解説していて、なおかつ分量も申し分ありません。
統一性、網羅性という点でも満点ですね。
FLASH薬理学
これは比較的新しい参考書なんですが、薬理学の勉強の導入には最高の参考書ではないかと思います。
分厚くなく、取っ掛かりやすい!
大学の勉強に使えるレベルの薬理学の教科書となると、基本的に分厚くて文字も小さいものが多いですが、この参考書は本当に重要なポイントに絞って解説を収録しているので、取っ掛かりやすさはピカイチです。
イラストがほどよくシンプル。
コンパクトに情報が凝縮されていますが、イラストにも惜しみなく紙面が割かれています。
イラストは初学者でも理解できるものばかりなので、この点においても薬理学の勉強の導入にうってつけだと思います。
デザインがおしゃれ!
これはおまけですが、勉強する上でその参考書のデザインが微妙だと何となくモチベが下がりますよね。
FLASH薬理学は、まだ新しいのもあり、洗練されたデザインが1つの特徴です。
シンプルかつおしゃれな勉強が出来ること間違いなしです。
NEW薬理学
こちらは古典的には定番の教科書なんですが、説明がかなり堅いです。
イラストも載ってはいますが解読に時間を要する感じ。
あまりおすすめは出来ないかなと思います。
教科書をじっくり読むのが好きな人以外であればコスパを考えても薬がみえるの方がベターです。
グッドマンギルマン 薬理書
薬がみえるでも十分なボリュームなんですが、それ以上に薬理学を極めたい!という人にはこちらの海外の教科書がおすすめです。
基礎の教科書は海外に良書が多いですが、これはその中でも優れた名著だと思いますし、時間はかかりますが読んでいて面白いです。
英語に自信があれば英語版でもいいですが、日本語版もあるのでそちらでも十分でしょう(ただし高いです。。)
ハーバード大学講義テキスト 臨床薬理学
あのハーバード大学の医学部で実際に使用されているテキストで、薬理学のテキストではありますが生化学や生理学の復習にもなる良質なテキストだと思います。
臨床に関連付けた説明も多いので、薬理学の勉強としてだけではなく、臨床の勉強をしている時に復習したくなるような内容もあり、長く使いたい人におすすめです。
イラストレイテッド薬理学(リッピンコットシリーズ)
リッピンコットシリーズには、生化学などでお世話になった人も多いと思います。
タイトルの通り解説イラストが多く、本格テキストですが、目で見て理解しやすい内容になっています。
また、演習問題も豊富に載っているので、問題集として活用することもできます。
まとめ
やはり圧倒的おすすめは薬がみえるです。
3冊もあるので揃えるとなると負担ですが、医学生であればその後の授業やCBT、実習で間違いなく役に立つと思います。
それでも物足りない強者はいっそグットマンギルマンなど、海外の教科書を使ってみるといいでしょう。分厚くて文字も小さくて読むのは大変ですが、圧倒的良書です。
そこまでガチ勢でなくともレポート作成などのために辞書的に使うなら海外の教科書もありですね。
そもそも病みえも深すぎる!もっと手っ取り早く学びたい!という人はFLASH薬理学で広く浅く固めましょう。これだけでも読み込めばかなり実力がつくと思います。
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