CBT勉強法【目標得点別】
こんにちは。すぷらうとです。
今回は、医学部の中でも指折りのイベントである、CBTについて書いていきたいと思います!

CBTって学年の順位が出る医学の総合試験みたいなやつだよな。なんか久々に受験みたいでワクワクする!

待って待って、CBTって落ちたら即留年の試験だよね?部活と両立できるのかな?
医学部3年や4年になるとだんだんこんな会話が交わされるようになりますが、一言に「CBT対策」といっても、目標とする得点によって最適な勉強法は大きく違うので、この記事では目標別の勉強法をまとめていきたいと思います!
CBT目標別勉強法!
受かれば十分!最低限コース

順位だとか得点率だとか細かいことは構わないから、とにかく僕を進級させてください!
という人は、「いかに最低限の時間で得点を合格点まで近づけるか」が大事になります。
具体的にはどうすればよいかというと、
これだけで十分です!「QBって5冊もあるけど本当に2冊だけで大丈夫なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、Vol.1はQBを解いても基礎医学の分野は内容が広すぎて得点化しにくいですし、Vol.4とVol.5はVol.2とVol.3の知識を使ってある程度得点することが可能なので、最低限の時間で効率よく合格したい人は下手に色んなものに手を出すよりも、とにかくVol.2とVol.3だけを完璧にしましょう。実際これだけで合格したという人も何人も知っています。
平均はとりたい!そこそこ頑張るコース

順位に対するこだわりはないし、部活もほどほどに頑張りたいけど、ギリギリ合格はこわいから避けたいなぁ…。
たしかにCBTの結果はマッチングや留学要件に使われることはほとんどないと言っていいと思いますが、なんだかんだ得点率や学内順位が出るので、せっかくならこの機会に勉強してそれなりの結果は残したいという人は多いと思います。
そんな人におすすめの勉強法はこちらです!
・レビューブック(内科外科+マイナー)のCBT出題疾患のみを赤シートで暗記する。
Vol.1を攻略する!
QBは基本的にVol.2とVol.3が核となるんですが、平均以上を目指すとなると、上記の「最低限でいいや勢」と差をつける必要があります。そこで、最も差をつけやすいのがVol.1です。

とはいっても、具体的にどんな教材を使えばいいんだ?CBTのためにわざわざ分厚い教科書を読み込むのはコスパ悪そうだし…。
発生学、薬理学、生理学など、基礎医学についてそれぞれ200ページほどでコンパクトにまとめた参考書シリーズです。値段は3,000円ほどとお手頃(?)なので、CBT前にも使えますが、大学で基礎医学の授業を受けているときに並行して利用し、CBT前にQシリーズで復習するのがおすすめです。
どうやら、Q-AssistやMedu4といったオンライン講義動画サービスが、近々基礎医学の講座を公開するといううわさがあります。疾患講義の分かりやすさから察するに、基礎医学についてもかなり分かりやすい講座になるのではないかと予想されるので、要注目ですね。
➡2019/9現在Medu4は基礎講座を開講しています。QAssistは「CBT短期完成」という講座を随時リリース中ですが、基礎講座は未公開です。
レビューブックを活用する!
QBほど馴染みがないかもしれませんが、レビューブックという、医師国家試験の内容を要点だけ効率よく暗記することに特化した参考書があります。
QBには一問ごとに解説がついていますが、正直その解説だけでは納得できないことも多く、その時に参照するときに便利なのが、このレビューブックです。
参照する参考書としては「病気がみえる」も定番であり有用かもしれませんが、「病気がみえる」は(2019/4/21現在)11冊に及ぶシリーズとなっており、その上一部のマイナー科目はそもそも扱っていないので、持ち運びやすさや分野の網羅性という点にやや難があります。
それに対してレビューブックは「内科・外科」「小児」「産婦人科」「マイナー」の4冊にCBTに出てくる疾患がコンパクトにまとまっており、暗記すべきポイントは赤字になっていて赤シートで繰り返し覚えることができるので、いつも手元に持っておいて勉強する教材としてはうってつけではないかと思います。

でも国家試験用の参考書だし、あれば安心ではあるけどCBTには不要な部分まで覚えることになってオーバーワークにならないの?
と思う方もいるかもしれません。しかし、これはレビューブックの最も推したいポイントなんですが、レビューブックでは目次のページでCBTに出る疾患かどうかを©というマークで明記してくれています。
CBTに出る疾患だけをコスパよく勉強したい場合には、この©マークの問題をひたすら繰り返し暗記すればいいというわけですね!
目指すは学年トップ!9割確実コース

自分の実力を試す絶好のチャンス。受験みたいでワクワクするし、この際本気でいい点数目指してみたい!
学内の試験は正直過去問ゲーのものも多く、大学受験の時のような競争心をかき立てるものは少ないのではないかと思います。
しかし、CBTは過去問をマスターすれば9割取れるような試験ではなく、本番の試験もQBの丸暗記では太刀打ちできないような一捻りあるような問題ばかりが並んでいます。
他の医学生の方のブログでは、「CBTはそんなに難しい試験じゃない」という意見も多いですが、たしかに合格すること自体はそこまで困難ではないけれど、高得点を取るのは至難の業という試験でもあります。
では、そこで具体的な勉強法を提示しましょう。
・レビューブック(内科外科+マイナー)のCBT出題疾患を赤シートで暗記する。
・Medu4またはQAssistの映像講義を購入し、疾患の講義を受ける。
医学に限らずどんな勉強についても言えることですが、やはりインプットとアウトプットのバランスは重要です。
映像講義は非常にわかりやすいのですが、映像講義は視聴するだけではびっくりするくらい頭に入っていないです。
Medu4を活用する!
医師国家試験予備校として最近アツいのが、このMedu4です。
オンラインの講座で、講座を購入するとテキストがPDF形式でダウンロードできるようになるので、iPadを持っていればiPadに書き込みながら自分オリジナルのテキストを作ることができます(もちろん印刷して紙ベースで書き込むことも可能です)。
講師は東大医学部卒のほずみ先生という人で、話がとても面白い人なので、聞いてて退屈しない上に、内容もめちゃくちゃわかりやすいです!
講座購入に国試対策委員を通す必要がないので、何年生であっても受講することができます。これは、早い段階からCBT対策をしたい人にとっては大きなメリットですね。
また、Medu4の講座ではCBTにほとんど出題されない事項には「◣」マークがつけてあるので、レビューブック同様必要な部分だけ効率よく勉強することも可能なのもよいところといえるでしょう。
さらに、CBTの段階でMedu4を視聴しておくと、CBT後の国家試験の準備で改めて動画をはじめから視聴せずに済むので、長い目で見るとかなりコスパの良い勉強ではないかと思います。
Q-Assistを活用する!
Medu4と同様最近アツいのが、Q-Assistという映像講義サービスです。
Q-Assistは、「QB」や「病気がみえる」を販売しているMEDIC MEDIA社が提供しているサービスで、ただでさえ分かりやすい「病気がみえる」をさらに分かりやすく解説したような講義を見ることができます。
こちらもMedu4と同様、どの学年でも利用することができ、2019/06/30までであれば内科外科や産婦人科・小児科などもろもろの講義を16,000円で視聴することができます➡終了し現在は28,000円で受講できます。これは国試対策動画としては破格ですね。
レビューブックでCBTに必要な疾患を把握し、その分野についてQ-Assistを視聴する、という使い方をすれば効率よくCBT対策ができると思います。
また、一つの動画が10分程度と、細かい内容ごとに区切られているので、解説を聞きたい疾患だけつまみ食い(つまみ見?)するという使い方もできます。動画を全分野通して見るほどの余裕がない人にはこの方法もよいですね。
それでは、大変ですがCBT頑張ってください!
コメント
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