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医学部と進級

つぶやき
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医学部の厳しい進級事情

こんにちは。すぷらうとです。

今回は、医学部を語るうえで外せない、「進級」についての話をゆるーくしていきたいと思います。

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医学部の進級は厳しい!?

天国のような日々(1年生)

巷では、医学部に入ったら人生終了、地獄のようにつらい勉強の日々が待っているという声もあります。
僕はもともと勉強が好きな部類の人間だった(←時制)ので、入学後はつらいかもしれないけど、勉強頑張るぞ!くらいに思って医学部に入学しました。
ところが、1年生の時は拍子抜けしたものです。

いつまでたっても医学らしいことは学ばない…。しかも、、授業もゆるくてめちゃくちゃ暇

こう思ったのは僕だけではなかったはずです。
事実、大学一年生の時に周りはバイトに入りまくったり、部活の練習に明け暮れたりで、勉強を大学生活の第一においているという人は一人もいなかったんじゃないかと思います。

なんだ、医学部とはいえやはりいわゆる大学生、人生の夏休み、このまま遊んで卒業してやろう(ニヤニヤ)

なーんて考えていた時期もありました。

しかし、転機は訪れました。

最初のボスキャラ組織学

医学生であれば2年生くらいになって組織学というとっても退屈な学問を学びます。

まあ簡単に説明すれば、皮膚や臓器を顕微鏡レベルで細かく見たらどんな構造をしているのかを理解する学問です。

ある程度臨床的な知識が備わった今でこそ組織の知識の重要さがわかりますが、何も知らない2年生の僕には、この組織学の勉強が退屈で仕方がありませんでした。

重層扁平上皮?単層立方上皮?移行上皮?正直なんでもいいですわ(^^;)
と思うと同時に、大学受験までに勉強した数学や物理のハッとひらめくあの快感はもう戻ってこないのか涙。。と、暗記事項が鬼のように載ったレジュメを前に悲壮感に浸っていたのを思い出します。

ちなみに、話が前後しますが、僕が組織学でこれだけダメージを受けたのは何も普通に勉強して卒なくクリアできたからではありません。
そうです。追試にかかったのですかかったのです。追試に。

自分で言うのもなんですが、高校生の時の僕は大学受験の世界ではまあまあ勉強ができる方、つまり追試なんて概念も無縁な人生を送っていました。

それが突然、組織学という謎の学問が降ってきて、まあまあ勉強していざテストに臨んだら、顔面蒼白。。

やばい、まったくわかんねえ、、、

僕はこの時医学部なんか向いてねえと20回は思いました。これからこんな暗記ゴリゴリテストが何十回も続くのかと。

そしてやはりこの組織学はブラック医学部生活の小さな幕開けだったのです(さすがにおおげさ?笑)。

超難関試験CBT

医学部では4年生になるとCBTという試験を受験します。循環器、消化器、眼科、といった系統講義(こいつらもまあきつい)をすべてクリアした人に許される、ボーナスステージです。なんと受かったら進級できます(落ちたら留年です)。

これがめちゃくちゃ難しいんです。他人のブログとか読んでみたら合格するのは難しくないとか書いてありますよね。あれ嘘です(願望)。かなり根詰めて勉強しましたから。。まあ、難しいんですよ。ほんとに。

劣等生で追試の常連だった僕は、CBTくらい良い成績取って親孝行しようと思って、3か月前くらいからコツコツ勉強をしました。映像講義を受けて、QBを解いての繰り返し。密度で言うと間違いなく大学受験の時より勉強しました。

結果はなんとか合格。底辺を危惧しましたがさすがにコツコツやっただけあって自分としてはまあまあな順位も取れ、ヒヤヒヤのCBT対策生活は幕を閉じました。

CBTの勉強法についてはまた別の記事で書きたいと思いますが、一つ言えるのは、東医体or西医体が終わったら早く取り掛かった方がいいということです。
ギリギリ合格できるにしても、精神的に安定しない日々が続きますからね(トホホ)。

まあじつはOSCEとか実習とか、医学部にはまだまだ学生を苦しめる魔物がいるんですが、今日のところはこれくらいにしておきます。
ブログ面白かったらぜひほかの記事も読んでみてくださいね。それでは!

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