マッチングの前準備として最も重要だと言っていい病院見学。
たかが見学ですが、マッチング試験を終えた今、病院見学に成功と失敗は明らかにあるなと感じたので、ここでマッチング成功の布石となる見学とはどんな見学なのかについて、シェアしたいと思います。
少しでも受験の可能性のある病院には見学に行こう!
病院見学って行けばわかりますがめちゃくちゃ疲れるんですよね。
完全にアウェーな環境で、先生たちにペコペコしながら一日を過ごすわけなので、終わったらベッドにドサっと倒れ込むくらい疲れることも珍しくありません。
だから、出来る限り最小限で済ませたい…そう思う人は多いと思うし、自分もまさにそうでした。
ただ、(今年はコロナでその限りではありませんでしたが)「見学」というのは、単に病院を知る手段というよりは、マッチングで受験するための条件、いわば受験チケットのような役割があります。
もちろん病院によっては見学を加味しない良心的な所もありますが、むしろ見学2回は必須という病院や、見学が多いと高評価になるという病院もあるのが事実です。
「あとで気になったら行けばいっか!」と思っていたら6年生のうちは実習や卒業試験で忙しく意外と行く暇がない!というのもあるあるです。
5年の春頃(遅くとも5年の夏)から気になる病院に行ってみて、その中で絞っていくというやり方が、ベストな選択をするためには必要な手順だと思います。
病院見学当日について
ここでは病院見学当日のマナーについてお話ししましょう。
見学は気楽にいきたいものですが、実は見学の時点で研修医や上の先生に評価されていた!というのはよくあることです。
爪は切ってから行こう!(特に外科系)
外科系の見学では、多くの場合オペに参加させてもらえると思います。
部長クラスの先生とお話ししながら手洗いするという場面も多いでしょう。
そんな時に、爪がやたら伸びていると、外科の先生には意外と気になるようです。
僕は一度外科の見学に行ったときに自分の爪が長いことに気づき、慌ててコンビニで買った爪切りで爪を切りました(笑)
リュックではなくビジネスバッグで!
これは見学でもそうですし、マッチング試験だと尚更そうです。
サラリーマンなどがリュックで出勤する姿を見ることは多いですが、一般の就職活動にリュックで臨むというのは、完全にタブーとされています。
気にしない先生も多いですが、こんなところで非常識と思われるリスクは回避した方がいいでしょう。
そして何より、マッチング本番のリュック姿は、「この人本命じゃないのかな?」という印象を与えることもあるそうです。
どうせ本番に必要なら、見学の時点で揃えておいて損はないかもしれませんね。
取り外し可能な肩掛けベルトがあると、病院に行き来する間ラクなのでおすすめです。
あと、A4サイズが入らないバッグや自立せずにすぐ倒れちゃうバッグは困るので、ケチらずにちょっと良いものを買うとよさそうです。
参加したカンファは寝るな!!
特に内科系の見学だと、科のカンファレンスに参加させてもらうことがあります。
しかし、自分が普段見てるわけでもなんでもない患者さんのカンファレンスは、正直眠くなりやすいです(誰のことなのかも全く実感が湧かないわけなので)。
僕も実際に複数の病院でカンファに参加しましたが、見学自体疲れるので午後のカンファはかなり危なかったのを覚えています。
しかし、カンファで寝てしまうのは当たり前ですがかなり悪印象です。
もし自分が上級医だったとして、カンファ中寝てた学生を採用したいか?と考えると答えは明確ですよね。
志望科は見学しておこう!
マッチング試験では、志望科を履歴書に書かされたり、面接で聞かれたりすることが多いです。
実際僕が受験した病院も、全ての病院で志望科を聞かれました。
自分の行きたい科を答えればいいと思いますが、もしその科に見学に行っていなかった場合、面接で「なぜ〇〇科志望なのに〇〇科には見学に来てないの?」と聞かれる可能性が高い上、かなり答えにくい質問でしょう。
よほど時間に余裕がない場合を除いて、志望科の見学は済ませておきましょう。
そのあたりの立ち回りについては「まとめてみたマッチング」がとても役に立った気がします。
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